もともと物が多い実家に妹が子ども2人と大小わんこ、大型家具等の荷物を連れて戻りました。
妹が片付け等家のことをするとは思えなかったので、母を手伝おうと4日間の帰省を決めました。
現状を確認してとにかく驚きました。
溢れに溢れた荷物。
何もしない妹親子。
もう気合い入れてがんばろうと思うものの、何から始めたらいいのか迷いました。
とりあえず、捨てやすいものを捨てる準備から始めることにしました。
かさばる布類から
まずはずっと気になっていたガシガシの毛布。
私たちがいつも泊まっていた1階和室の押し入れに入っていたものです。
寒い冬であっても、肌触りがお世辞にもいいといえないので、誰も使いたがらず結局押し入れ待機になっていた綿毛布。
綿毛布だから・・・という理由で捨てることを躊躇する母。
その割にポリエステルの毛布が数枚増えているという事実。
これまでも何度か話したものの留まり続けていた毛布たち。
さすがに今回のこの状況では手放す覚悟ができたようです。
するとすると…2階和室の押し入れからも使われていないであろう綿毛布、黄ばみのひどい掛布団がさらに出てきたのでこちらも処分することに。
↑この写真のあとに掛布団がさらに追加されています…
毛布だけでこの満腹感。
さて。
続いては洋服です。
母の持っている服の量は半端ないです。
これまでも何度か服の手放しは一緒に行ってきていますが、まだまだ大量です。
今回はこれまでとは違う勢いで袋がぱんぱんになっていきます。
色、柄、デザインどれも今は着れないものたち。
ですが、多趣味で洋裁を習っていた母。
これ・・・いい生地やしなぁ。
というためらいが多いです。
いい生地でも置いておいて使う?
と聞くと
あんたなんか作る?
いや、作らん!
の会話の末、ごみ袋に入っていきました。
今までより決断が早い!
これでも半分も減っていません。
着ていない服は手放しませんか?
開き戸タイプのふすまの前に荷物がいっぱいで開けられなかった押し入れから父のスーツがたくさん出てきました。
母から話しかけると、無視かもしくは逆のことをするとのことで、帰ってきた父に依頼をするのは私の仕事。
もう着ないスーツよけておいて欲しい!
と伝えるも全然通じない。突発性難聴で聞こえづらいから?と思ってボリュームを上げて何度か言っても通じてない。
もしや・・・?
もう着ないスーツ背広こっちにどけておいて!
と言うと、
全部いる!
という答えが!
73歳の父。
スーツというワードがアカンかったんかーいっ!
って驚きつつ、見もせずに全部いる
の返答に戸惑いを隠せなかったのですが・・・
さすがに今回はこれでは引き下がれません。
そもそも基本スーツを着ない・・・それどころか、今の私の年齢かそれ以前の背広が本当にいるとも思えずもう一度チャレンジ。
何十年も着てないけど、これとかほんまに着る?
1回見てほしい!
ズボンだけ置いといて上着は処分してもいいんちゃう?
紺とか最近(と言っても10年位前ですが)買ったやつ3着あるしこれだけじゃアカンの?
と言ってみると動いてくれました。
で、とりあえずこれだけ。
大きな一歩です。
母の知り合いが不用品を月に1度、ご自分のものと一緒にクリーンセンターへ持って行ってくれているとのことで。
今回、滞在中にその回収日があったのでお願いしようとすると、
今日はアカンねん。また今度もらっていくわ。
とのこと。まさかの!
大量の服は一旦待機となってしまうという悲しき事態・・・
物に溢れすぎて一時保管の場所すら確保できない!
とりあえず、むりやり空けた押し入れの空間に押し込めるだけ押し込みました。
ゴミの日にまさかの…遠慮⁉
ゴミの出し方を改めて確認し、毛布は指定ゴミ袋に入れて出せるということだったのでとにかくゴミ袋に詰めていきました。
ゴミ袋を突き破りそうな普通ゴミ扱いのものを毛布の間に入れたり、
まわりに細かいその他のゴミを入れたりと
1袋にできるだけたくさん入るようにがんばりました。
その中にはこんなものも。
まさかこんな古いものがあったとは。
ちょうど次女が幼稚園へ通っている今、これらを見られたのはなかなか面白いものがあります。
“がんばりなさい”
って!時代でしょうか。
まぁ私が通っていた幼稚園は色々厳しかったですしね。
廊下に立たされている子もいた位ですから、納得です。
古い古い家計簿の詰まった段ボールまで残してありました。
いっこも見直してない。書いてるだけじゃ意味ないよな…
なんてつぶやいておられました。
ほんまその通り!
それでも、これだけずっとつけていたのはえらいなぁ、とも思ってしまいます。
私には2ヶ月も続けられないので…
ごれ明日の朝に全部出したら
とりあえずこのスペースだけは確保できるな!
といった私にまさかの母の回答。
そんなにたくさん捨てたらアカンやろから2つずつ位やな。
と。
え!?ごみの数決まってんの?
と尋ねると、
引っ越しゴミとかいっぱい捨てたらアカンって書いてるで。
とのこと。
たぶんやけど、引っ越しゴミって相当な量やと思うし家具とか含めてちゃうんかな?
さすがにこの位やったらいけると思うんやけど。
とりあえず!
朝持っていってみよう!
で、多すぎてアカンって判断されたら置いていかれるんやろ?
置いていかれたら持ち帰ったらいいやん。
この書き方じゃよくわからんけど、さすがにこの程度の量はもっていってくれると思うで?
と話して納得してくれました。
ちなみにいっぱいと言っても、資源ごみになる服が大量だったので普通一般ごみとして用意できたのは5袋ほどなんですけどね。
翌朝、まとめられたゴミ袋を運びました。と言っても家の中から見える場所です。
カラス避けのネットに収まりきらない量ではありますが、隣近所3戸のみなので、計10袋もありません。
それでもちゃんと持って行ってくれるか心配な母は朝ドラを見ながら度々チェックしていました。
そして、お待ちかねの収集車。
ちゃーんと全部持って行ってくれましたよ~。
あーよかった!
全部持っていってくれたわ!
と満足そうな母。
まさかのゴミ捨てに遠慮が生じるとは思ってもみませんでした
本来はこのごみの日にはすでに帰宅している予定でした。
4日間の滞在で帰宅するつもりだったのですが、いつも暇を持て余していた子供たちが
いとこたちが常にいるという事で帰りたくなーい!もっといとくー!
となり、私も少し伸ばして少しでも片付けを進めたいという気持ちが強く2日延長となっていたのです。
収納家具の移動だけでも
すっきり暮らすためには、まず物を減らさなければなりません。
ただ、手放すことへの判断が私にはできないこともあり、滞在中に収納家具を動かしておくことにしました。
少しでも今後片づけやすくなればいいな、と思って。
追いやられて、膝位の高さのローチェストがキッチンカウンターの下に移動していました。
ダイニングテーブルが前にあるので引き出せません。
母に提案し、相談のうえ父が使う和室へ移動することにしました。
テレビ台として使うためです。
壊れたボロボロのタンスを使っている父。
母はそのタンスを捨てたいのですが、その小さな引出に書類等を入れているから、それを入れる場所を用意しないと捨てられないというのです。
そのため6杯あるチェストを父のところに持っていけるよう提案しました。
キッチンカウンター下では役目を果たさないし、母も承諾してくれました。
というより、思考停止なのか考えることを拒否しているのかもしれませんが。
妹が持ち込んだ床置きされたまま放置なテレビもとりあえず一緒に置けます。
今後のことはそれぞれ考えるでしょう。
細かいものの片づけは後回し。
そのため、周りはぐっちゃぐちゃですが。
このテレビ台のところに置いてあった父のものが一切ないステンレスラックはとりあえず和室前のスペースに。
こういったものもいずれは必要なくなるくらいに服を減らしてほしいものです。
奥にある着物ダンスも捨てる方向で進めるそうです。
もう1竿婚礼ダンスとして持ってきた着物ダンスがあるんですが、そちらにまとめるとのこと。
数年に1度しか着ていない着物、いったいどのくらいあるんでしょう・・・
中身のよくわからない丁度5段ある細めのプラスチックの引出ケース。
洗面脱衣場に移動させ、それぞれの下着入れにしました。
やらなくても別にいいけどやっておくとちょっと違ってくるかなって思うこと、
押し入れの衣装ケースの入れ替えもしておきました。
服と手芸品がごちゃごちゃだったので、洋服ゾーン・手芸用品ゾーンという程度ではありますが。
それと同時に進められるかはいささか不安ではありますが、いくつか母に提案しておきました。
- 開かずの衣装ケースの中の洋服の仕分けをして減らすこと。
- 大量にある手芸用品も今作りたいものの材料とそれ以外を分けること。
- 開かずの本棚の中の本の仕分けをしておくこと。
いろんな場所に散乱している上記の細かいものの量を把握してほしいのです。
どこまでできるかはわかりませんが、少しでも進められるといいのですが。
GWに続きを行いたいところですが、帰省自体が危うくなってきました。
子どもたちも楽しみにしているんですけどね。
私は住まないんです・・・よ?
2日延長してまで片づけておきたい1番の理由。
それは母以外の誰も片づけることをしないから。
父はもとより”我関せず”
昔から母と私で大型家具を動かしたりしていました。
電球も替えてくれません。
ですから、今回も何もしないのはわかっていたので休みの日に出かけても腹が立ったりもしません。
ただ、妹の”我関せず”状態が不思議でなりません。
母親がそんなものですから子どもたちもずっとゲームをしていて何にもしません。
片づけを促すと、はりきって手伝ってくれるのはわが長女。
片づけるために帰る
という事は家族LINEで伝えていました。
か、妹はほぼ家にいませんでした。
パートとアルバイトを掛け持ちしているので仕方ありません。
が!ある1日はバーベキューに出かけていきました。朝から晩まで。
その間、いとこ不在で暇になったわが子の相手をしつつ、私はめっちゃ片づけてましたよ!
畳ベンチに座れる場所ができあがり、歩くスペースが広がりました。
そのベンチに帰ってくるなり座る妹。
何も言いません。
お礼を言って欲しくてやっている訳でありませんが、なんか腑に落ちない。
ある1日は、昼前くらいまで寝ており、
役所行かな・・・
と言いつつメイクをし、お昼にピザのデリバリー。注文はやってくれましたが…支払いは私の方で。
食べたら長男を連れて役所へ行き、戻るなりバイトへ行ってしまいました。
新入り赤ちゃん犬の散歩以外、家事らしき事を一切やっていません。
今回は私も、干す以外の洗濯位しか家事はしていませんが、できる範囲で片づけを手伝いました。
昔っから家のことはほぼしていなかった妹でしたが、結婚育児としてきているので少しはしてくれるようになっているかも⁉と淡い期待をしていました。
が、まさかのまったく…
ですが、不思議なものでいら立ちはありませんでした。
捨てハイ状態に陥っていたかもしれませんが。
そのような状態なので、母は不満たらたら。
片づける場所ができたら、そこに入れるつもりのものは入れていくんちゃう?
もう知らん!
なぁんも言えへんねんもん。
知らん知らん!
と投げやり気味。
なんていうか、今後が心配です。
6日間でできたこと
6日間みっちり取り組めた訳ではありませんし、私自身も片付けが得意な訳でもありません。
ただ、以前よりは上手に手放せるようになってきたな、と自分自身では感じています。
そんな中で実家の片づけに少しでも手をつけられたのはよかったなって思います。
- 部屋割りを確認
- 現時点での残す家具と手放す家具を決める
- ゴミ袋を大量に購入
- 捨てるものはすぐ市の指定ゴミ袋へ入れていく
(スーパーの袋に一旦入れてごみの日にゴミ袋へ入れるという流れだったので、捨てるものか残すものかがわからなくなって残ってしまっているという事があまりにも多いので)
たったこれだけの事ですが、片づけやすくなったようです。
ぱんぱんゴミ袋の生まれる速度が違いました!
かさばるものが多かったせいもありますが、それらを手放せたことはかなり快感だと思います。
ものを移動させだけ、な部分も否めないのですが、床面積が少しは増やせました。
帰宅後の1回目のゴミ捨ての日も
・ゴミ袋×5
・布団×2
を手放せたようです。
玄関に積んだ状態で帰ってきましたからね・・・
不要なものを手放すことの気持ちよさを少しずつでも感じてもらいたいと思っています。
とりあえず、母については片付けの勢いをつけられたかな、と思います。
最初に部屋の使い方を話してイメージしたことで、片付けへの意欲はつけてもらえたと感じています。
ただ他の家族が母のやる気をそいでしまわないかが懸念ではありますが。
家が狭くて苦しい思いしてるねん・・・
と不満を言う新小1の姪っ子に思わずカツを入れてしまいました。
あんたらのものがいっぱい急に増えたのに
その持ち主が全然片づけんから余計せまいんやぁ!
って思いながら
ここに散らばってる服をちゃんとしまうだけでも
少しは広くなるよ?
と。
ちゃんと実感してくれているとうれしいのですが。
どうなることやら。