転勤が多い暮らしでは、「車を買うかどうか」は悩みどころ。
引っ越すたびに維持費や手続きが重くのしかかります。
私たち家族も同じように迷いながら、地方でカーシェア生活を2年続けてきました。
引っ越した当初は駅周辺に2ヶ所・3台しかなかったステーションが、
今では10ヶ所以上・30台近くにまで増加。
「地方でもカーシェアってありなの?」と半信半疑だった私が、
実際に使い続けてわかった“転勤族にもおすすめできる理由”をまとめました。

転勤先で「車を買うか」迷う理由
地方転勤が決まると、多くの人が悩むのが「車を買うべきかどうか」。
地方では電車やバスの本数が少なく、車がないと不便な場面も多いですよね。
とはいえ、転勤族にとって車の購入は大きなリスク。
転勤のたびに買い替えや売却が必要になり、維持費や駐車場代もかさみます。
短期間の赴任であれば、「車を持たない選択」も現実的です。
実際、私の知人でも首都圏へ転勤になった4家族が、引っ越し前に車を手放していました。
場所によっては、車を持たないほうがむしろ身軽に動けるケースもあります。
地方のカーシェア、最初は本当に少なかった
私が地方に転勤してきた2年前、カーシェア拠点は数えるほどしかありませんでした。
検索しても2〜3カ所程度、空きがなくて予約できないこともしばしば。
一方で、バスは減便、タクシーも平日昼間はご年配の方、夜は飲み会帰りの利用が多く、なかなかつかまらない。
「地方で車なし生活って難しいな…」と感じた時期もありました。
2年で10ヶ所・30台に!地方でも増え続ける理由
ところが、この2年間でカーシェアの設置台数が一気に増加。
今では駅周辺だけで10カ所以上・30台近くが稼働しています。
地方でもカーシェアが急増している背景には、
- 法人契約(会社利用)の拡大
- 単身赴任・転勤族による安定需要
といった要因があるのではないかな、と感じています。
特に法人需要が多いエリアは利用率が安定しており、
カーシェア事業者にとっても拠点を増やしやすい環境になっているのだと思います。
実際に使って感じたメリット
カーシェアを使い始めて感じたのは、コスパと自由度の高さ。
アプリで予約・解錠・返却ができ、維持費もかかりません。
- 駐車場代・車検・保険料が不要
- 必要なときだけ使える
- 駅近拠点が多く、電車との併用がスムーズ
- 冬用タイヤへの交換も順次実施(雪国のみの対応)
- 用途に合わせて車種を選べる
荷物が多い日は大きめの車、街中を走る日はコンパクトカー。
そんなふうにシーンに合わせて選べるのも、カーシェア生活の魅力です。
一方で感じたデメリット
ただし、カーシェアにも弱点はあります。
- 使いたいときに使えない可能性
- 悪天候時の拠点への移動
- 返却時間を気にする必要がある
- 急な予定に対応しにくい(予約の手間)
当然といえば当然ですが、急に必要になったときなどは予約が少し面倒に感じることも。
それでも、維持費や駐車場代の負担を考えると、十分に許容範囲です。
転勤族におすすめの理由とまとめ
結論として、転勤族には「駅近×カーシェア対応エリア」が圧倒的におすすめです。
- 生活コストを抑えつつ車を使える
- 通勤や買い物も駅近で完結
- 法人需要が多い地域なら拠点が安定
地方でも、車を所有せずに快適に暮らせる環境が少しずつですが整いつつあります。
転勤先の暮らし方を工夫すれば、思っていた以上に快適に過ごせています。


